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UNLUCKY MORPHEUS「Change of Generation」 [U]

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珍しく短いスパンでの更新です!今回も2018年に印象に残った作品を紹介します。

日本の同人ヘヴィメタルバンド、UNLUCKY MORPHEUS(通称:あんきも)のオリジナルとしては3作目のアルバムになります。

私は同人界隈のことは全く分からないので、今まで名前は知っていたものの聴かず嫌いのような感じだったのですが、You Tubeで本作にも収録されている“虚妄の恋人”のライブバージョンを見て、衝撃的なかっこよさに一発で心を持っていかれました!

voの天外冬黄(FUKI COMMUNE、DOLL$BOXX、ex-LIGHT BRINGER)とgtの紫煉(電気式華憐音楽集団、ICARUS'CRY、ex-妖精帝国)を中心としたバンドですが、脇を固めるメンバーも、gt:仁耶(UNDEAD CORPORATION、CARBONIC ACID)dr:FUMIYA(GALNERYUS、ex-THOUSAND EYES)など錚々たる布陣となっています。

アルバムは荘厳な序曲#1“CAMBIO DI GENERAZIONE”で幕を開け、続く#2“Knight of Sword”はUNLUCKY MORPHEUSの魅力をギュッと詰め込んだようなキラーチューンです!スピーディーな曲調、冬黄の力強いvo、gtチームの流麗なソロプレイ、手数が多いがかっちりとしたFUMIYAのdr、その中でしっかりと存在を主張するJillのviolinが融合した名曲です!

#3“CADAVER”と#4“REVADAC”は曲名にも表れているのですが、“CADAVER”の楽譜を逆から読むと“REVADAC”になるという仕掛けになっているそうです。私は細かいことはよくわからないのですが…、難しいこと考えなくてもそれぞれ単体でいい曲です。

#6“虚妄の恋人(2018Ver.)”は、このバンドを知るきっかけになった曲ですが、印象的なイントロから勇壮なリフに乗るデスボイスと冬黄の掛け合い、力強さの中に切なさを感じさせるサビ、テンポダウンから一気にスピードを上げ構築美を感じさせるギターソロと何回聴いても最高にかっこいい!

violinが前面に出ている#7“鎮昏歌”はワルツのリズムに乗せたバラード調の曲。冬黄の感情を込めた歌唱が胸に響きます。この曲も好きだなぁ。

その他にも、インストの#8“Spartan Army”、スピーディーな#9“Wings(2018Ver.)”、いきなりブラストビートから始まるダークな#10“Black Pentagram”などなど、ボーナストラックまで13曲捨て曲なしです。

冬黄のvoは今までLIGHT BRINGERやDOLL$BOXXでは、力強くて上手いんだけど一本調子のように感じていたのですが、この作品ではその点をあまり感じさせず、冬黄の成長ももちろんですが、冬黄に合わせた紫煉の曲作りの上手さが光っています。個人的には冬黄(Fuki)の参加作品の中でこのバンドが一番合ってると感じます。

あと、FUMIYAのdrはすごいですね!かっちりとしたリズム感といい、手数の多さといい、今まで気づいていなかっただけですが、久々に素人の私でも「すごいな!」と感じるドラマーに出会いました。各所で引っ張りだこなのも納得です!先日THOUSAND EYESからの脱退が発表されてしまいましたがUNLUCKY MORPHEUSでは長く続けてほしいですね。

ライブの映像を見ると、Jillの存在も目を引きますね!見た目が美しいのもありますが、他のメンバーより一歩下がりつつも音もパフォーマンスもかっこいいです!

また素晴らしい日本のバンドに出会えました!聴かず嫌いはよくないですね~。
これからも日本のバンドもどんどん聴いていきますよ~!

#2“Knight of Sword”(Official Video)


#3“CADAVER”、#4“REVADAC”
PVの作りも逆回しのようになっています!


#6“虚妄の恋人”(Live Version with UNDEAD CORPORATION)
ゲストボーカルでUNDEAD CORPORATIONのDOUGEN(death
vo)と朱美が加わっており、更にパワーアップしてます!これがかっこいい!!

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UNISONIC「Light Of Dawn」 [U]

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久しぶりのレビューです。
仕事が立て込むとなかなか記事を書く心持ちになれませんね~。
少し落ち着いてようやく落ち着いて書ける気持ちになりました。

さて、本作は2014年リリースの2ndになります。

1st「Unisonic」がリリースされたときは、「Michael Kiskeがメタルに帰ってきた!」ということで、私も速攻で購入し「やっぱ、Michaelいい声してるな~!」と感動し、「さすが実力者揃いだけあって曲もなかなかいいな~!」ってことで、来日公演まで行って、「Michaelライブでも声しっかり出てて最高じゃん!」と最高な流れだったのですが、何故か2ndが出ていたのをすっかり失念しておりました。

ということで、遅ればせながら聴いてみたわけですが、「やっぱ、最高じゃん!」でした!

Michael Kiske(vo)の声は1stよりも伸びやかに気持ちよく出てる気がしますね。Michael Kiskeと言えばハイトーンですが、個人的には低~中音域の深みのある声も大好きで、本作でも全編に亘って実力が発揮されています。

本作の作曲にKai Hansen(gt)がほとんど関わっていないということは後になって知ったのですが、その影響を感じさせません。さすが実力者のDennis Ward(ba)、Kosta Zafiriou(dr)、Mandy Meyer(gt)ですね。なんでも、Michaelに合った曲を作るために徹底的に研究したそうですが、これだけMichaelの声が気持ちよく聴けるのは、研究の成果かもしれませんね!

#1~#4までの流れは勢いのある曲で一気に聴かせてくれますね!
序曲的な#1“Venite 2.0”から続けての#2“Your Time Has Come”はkeeper的メロスピで「これよこれ!」って感じで掴みはOK!#3“Exceptional”はテンポを少し落としてボトムの効いたリズム隊が引っ張り、キャッチーなサビが炸裂する佳曲、#4“For The Kingdom”はスピーディーな刻みの多いリフから開放感のある爽やかなサビが印象的。

中盤から後半にかけても、ミッドテンポの曲、スピーディーな曲、バラードがうまく配置されていて、アルバム全体が単調にならず飽きさせないところはさすがです。

本編最後の#12“You And I”は綺麗なバラードです。前作の“No One Ever Sees Me”もそうでしたが、このバンドはいいバラード書きますね~。最後にしっとりと終る流れも気に入っています。

演奏全体を通して感じるのは、リズム隊が安定してて気持ちいいですね!
ミッドテンポの曲は特にそう感じます。

紹介しなかった曲も含め、捨て曲なしです!

こんなにいいアルバムだったのならライブもいきたかったなぁ…。
次は忘れないようにしよう!

一時はもうメタルには戻ってきてくれないかな。と思っていたMichaelがこの時代にメタルを歌っているのはほんと嬉しいですね!とにかく、おすすめ!

#2 “Your Time Has Come”


#4“For The Kingdom”


#12 “You And I”





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