SIGH 「In Somniphobia」 [S]
絶賛SIGH中毒中のジンジャーでございます。
また買ってきちゃいました。
本作は2012年作の9thになります。
タイトルは「睡眠恐怖症」という意味のようです。
#3~#9が“Lucid Nightmares”という組曲のような感じになっています。
調べてみると、Lucid Dream(明晰夢=“夢の中で夢と気づく夢”)という言葉があるので、それの悪夢バージョンでしょうかね?
#1 “Purgatorium”は意外なほど普通のメロディックなメタルで、「?」って感じですが、落ち着いて聴くとこれがとてもかっこいい!
リフのメロディが印象的ですぐ覚えてしまって、気が付くと口ずさんでしまってます。
それが、“Lucid Nightmares”が始まる#3あたりから様子がおかしくなってきます。
アバンギャルドというのか何というのか、徐々に悪夢の中に引きずり込まれていくような感覚になり、様々な楽器が出てきたり、ガラスが砕け散るような装飾音が出てきたりと、何だかわけわからない曲もあり、曲によってはブラックメタルどころか、もはや「メタルじゃない」曲も出てきます。
#9で組曲が終わると、#10からは悪夢から覚めたようにまた普通の(?)メタルに戻ります。
前作「Scenes From Hell」とも、前々作「Hangman's Hymn」ともまた一味違った作品になっていますが、でも、これが好きか嫌いかっていうと、やっぱり好きなんですよね〜。
奇妙な部分やわけわからないところも含めて、アルバム全体を通して感じるのは「美しい」という感覚です。
リーダーである川嶋未来(vo)の頭の中はどうなってるんですかね?まさに天才と言っても過言ではないのではと思ってしまいます。
またSIGHの新しい一面を見ることができ、さらにハマってしまいました。
早速次に聴くべく6th「Gallows Gallery」も手に入れました!またしばらく楽しめそうです!
#1 “Purgatorium”
#8 “Amongst the Phantoms of Abandoned Tumbrils”
2016-06-18 09:21
nice!(2)
コメント(0)
トラックバック(0)
コメント 0